読書道

2006年2月17日 読書
忙しいときに限ってバレンタインとかやめてよね。
でも夜になって作ってる自分がいて、喜んでもらってくれる人がいると
やっぱり嬉しくて、あぁ・・・幸せ。

貰えなかった人もあげなかった人も義理チョコの人も、
来年何があるか分からないよ。
あたしだって去年の14日にまさか自分がチョコ作りするなんて夢にも思わなかった。お菓子作りなんて苦手だっつの!いつも友達に貰ってばっかだっつの!彼氏なんてもう出来ないんじゃない〜ハハン♪とか思ってたっつの!まぁ、人生1秒先に何があるか分からないか(こんなんばっか)まだまだ青いなwと思いながら読んでいただければ幸いです(何)

はい、次。
久しぶりに読書!!!!何気に最近、読書欲復活!
2月に読んだご本達です。

小説以外 恩田陸
通販で買って再読。やっぱり好きなの。やべー好きなの。恩田さん好きじゃなくても本好きな人には是非読んで欲しい一冊。エッセイです。恩田さんがいかに本好きかを語ってる本ですw酒や仕事の話もあるけど、作品の作り方とか、自分の本の読み方が載ってます。何百冊も読んだ中からお薦めの本も色々と紹介してます。東野圭吾さんの百夜行とか京極先生の本の解説文とかもあります。特に、『忙しい中、土日を使って読んだ司馬遼太郎先生の全8巻』の話が一番好き。本と自分が一体化したと思えるなんて素敵すぎ。はぁぁ。そんな読書してみたい。でも実際に今私が読んでる恩田さんのネクロポリス上はまさにそんな感じ。早くあの世界に戻っていきたい。私の中で彼らは確かに生きてる。そう思わせてくれる恩田さんはやっぱり凄い。私の中でどんどん恩田さんのかぶが上がってます。大好き。

死神の精度 伊坂幸太郎
図書館で本を借りた直後、右向いて返却ボックスをふと見たら飛び込んできたこの題名。おいおいおい!!借りないわけにはいかないっ!と慌てて手にとりまたお願いしますとカウンターに行く私(恥ずかしかった)
運命ってあるのね(´ω`*)評判通り物凄く良かったです。何がって言われても困るんだけど・・・読んだ直後に自分のノートに書いた感想を写します。

ネタバレあるので注意です!!!



【本当に良い読書だった。そんな感じ。死神の千葉さんがぬけてるキャラなのも良いし、話1本1本どれも良い。最後まで読むと短編全てつながりがあると気付く伊坂ワールド♪最高の物語だった。死神の精度から時は流れて老女になった彼女があの歌手のCDを持ってるところは泣けた。そして最後快晴になったときの感動ってばない。オチも全て好き。今度から雨が降ったらあの音楽(ミュージック)好きの死神を思い出すことにしよう。個人的にどの短編も英語の題の方が良いと思った。】

雨が降ると、本当に千葉さんのことを思い出します。本を読んだあとも登場人物のことを考えるってそうないです。でも思い出す。
『あぁ、今日も千葉さんがどこかで音楽聞いてるんだな〜』って。
だから雨も少し嫌いじゃなくなった。これは凄いことだと思います。
さらに音楽にも妙に執着沸いてきて、これ読んだ直後はラジオを可能な限りずっとつけてた。影響されすぎなんだ、私。

光の帝国―常野物語― 恩田陸
常野シリーズが3作も出ちゃったから、これは読まなきゃと思って手にとっただけ。それなのに・・・なんでもっと早く読まなかったんだ!!と物凄く後悔。これも短編集なんだけど、『光の帝国』の話が一番好き。綺麗で悲しいお話だった。久しぶりに本で泣けそうだった。いや、泣くというより、心が痛かったのが正しいかな。希望としてはツル先生の話をもっと読みたい。これは詳しい説明は書きません。恩田ワールドに浸りたいなら是非。・・・是非!怖さと感動を味わえます。

この本が、世界に存在することに 角田光代
ダヴィンチを最近かかさず買ってるんだけど、あまりにもしつこく広告載せてるから読んだwこれも短編集。全て本にまつわる話です。しかも読みやすいからあっちゅーまに読めた。「さがしもの」を読んで本屋になりたいと本気で思ったさね。あと、あとがきの一言が良かった。
本は人を呼ぶのだ

レイクサイド 東野圭吾
百夜行と直木賞人気もあるし、東野さんの本ないかな〜と思ってたら見つけたのがこれ。映画も観たかったのでちょうど良かった。とっても面白かったんだけど、登場人物の大人たちが全員嫌いでなんとも言えないや。主人公も大嫌い・・・(致命的)可哀相なのは勉強させられてた子供達だけね。皆ちゃんと捕まるかな?その後が知りたい。

探偵伯爵と僕 森博嗣
何度も借りては返してた森さんの本。やっと読めた。てかこの作品は2時間もあればいける!あたしは2時間半くらいかかったけどw読むペース遅い私が、レイクサイド読み終わった日にこれも読破した。しかし平仮名が多いと結構読みにくいものですな。てか違和感を感じた。内容は最後まで伯爵が誰なのか気になったけど、オチはうーん・・・?森さんの他の作品をもっと読みたい。

てことで、どっかにも書いたけど今読んでるのは恩田さんのネクロポリス上巻。死者が一定の期間中だけ、実体を持って帰ってくるというアナザーヒルに入った主人公。もとからアナザーヒルにいる住民は皆おしゃべり好きで、論争好き。主人公は死者が本当に戻ってきたりするのか半ば疑っているけれど、1人目に遭遇することになる。そして入るのさえ難しいアナザーヒルの中で死体が発見された!みたいな。まだ上巻の半分だから物語はここから。夜になって凄いことが起こったし、2人目の死者も出たけど、これからどんな展開になるのかさらに楽しみ!ジュンにハナ、マリコ、リンデ、教授、博士、ジミー、ラインマン、個性的で皆大好き。早くみんながいる世界に入りたい!

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